がん治療最前線 (その6)

 “副作用ゼロ”の超最先端がん治療自分のリンパ球でがん攻撃  
進化する 免疫細胞療法

進化を続ける21世紀のがん治療。
今副作用ゼロという注目すべき超最先端治療が医療現場に登場している。
それは私達自身の体が鍵を握る、免疫細胞療法と呼ばれるがん治療なのだ。

医療法人社団 滉志会 瀬田クリニック  東京・世田谷区
10年前から免疫細胞療法を行っている。

瀬田クリニック 後藤重則 院長
 がんを細胞レベルで撃退する最先端医療を長年に渡り研究している医師。

 山田 邦子さんの質問 「がんというのは誰でもなるもんなんですか?」

後藤重則 院長 「理論的に1日数千個くらいのがん細胞が、誰でも体の中で発生していると言われている」
「できたがん細胞は体の中の免疫系という働きが監視していて、悪い細胞を見つけるとそれを殺していくんですね」

人体は60兆個もの細胞で構成されている。そして毎日数千個の細胞が何らかの原因で遺伝子に異常をきたし、
突然変異を起し、がん細胞に変わっている。それでも病気のがんに至ることはない。なぜなら、Tリンパ球(免疫細胞の一種)
などの免疫細胞が体内のがん細胞を常に捕捉して破壊しているからだ。
この優れた人体の免疫システムのストレスや加齢によって免疫細胞の働きが弱まると、がん細胞が増殖すると考えられている。
 この状態が病気のがんだ。

免疫細胞が、がん細胞と闘っている貴重な映像を見せて貰う事が出来た。

後藤重則 院長 「これがシャーレの中でがん細胞とリンパ球を一緒に培養しているところなんです。」

小さな丸い細胞がTリンパ球。でこぼこに見えているのがシャーレの底に張り付いたがん細胞だ。
一つのがん細胞に幾つものTリンパ球が殺到し、跡形も無く破壊する。これが、人間が持つ免疫細胞の威力だ。

後藤重則 院長 「あくまでも自分のがん細胞を殺せるのは自分のリンパ球だけなんです
「そういう免疫細胞の数を増やすとか、がんに対する殺傷能力を付加して治療する」
「免疫細胞療法といわれています」
免疫細胞療法 体外で培養した免疫細胞を、患者の体内に戻してがんを撃退する。
 進行がんの治療や再発予防に効果が期待されている最新の治療法である。

この免疫細胞療法に不可欠なのが細胞を培養する医療施設だ。
瀬田クリニック 新横浜 細胞培養施設  横浜市・新横浜

今回、特別にクリーンルーム内部の撮影が許可された。免疫細胞の培養には厳重な衛生管理が求められる。

瀬田クリニック 新横浜 細胞培養施設 培養技術者 田中雅教 さん

「この中は外のエリアの1000分の1のホコリしかない環境」

この施設では、最大600人分の免疫細胞を一度に培養・管理できる。
まずは、がん患者から採取した20ccの血液を分離させてTリンパ球だけを取り出す。
 「これが分離後の血液になります」「この白く線になっている部分、ここがTリンパ球の層になります」
 「ほぼ1000万個くらい」

特殊な顕微鏡を使って、Tリンパ球の培養過程を撮影。
2週間かけて100億個まで増やす。さらに免疫細胞の強化も行われる。
「がんの患者さんはTリンパ球のがんに対する抵抗力が弱っている」
「インターロイキン2という薬剤をTリンパ球にふりかけると攻撃力が上がる。それを活性化とよんでいます」

細胞レベルでのがんを攻撃するという点では、抗がん剤や放射線も同じだ。
しかし免疫細胞療法がそれらと決定的に違うのは副作用が無いということ。
免疫細胞はがん以外の正常細胞を攻撃する事がないからだ。

口腔がんの手術後、免疫細胞療法を受ける患者 「痛くもかゆくもないです」
 「いまがん細胞をやっつけるやつが入ってくるなという感じはあります」

瀬田クリニック 後藤重則 院長
 「一度はがんが手術できても再発する方が占める割合はかなり多い。したがって、そういう非常に小さい段階の、
ミクロのがんを完全に治すことが再発を抑える手段になる訳です」

免疫細胞療法は3ヶ月で6回の治療を目処に、患者の体質に合わせた治療計画を立てる。

 免疫細胞療法の費用(瀬田クリニックの場合)

  1回 約26万円(3ヵ月で6回が目処) (保険適用なし 自費診療のみ)

■ 放 送 日   2009年2月22日(日)14:00~15:30
■ 放 送 地 域  全国テレビ朝日系列網(24局ネット)

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