がん治療最前線 (その7)

 小児がん病棟の感動ドラマ!

がんと闘う少年がクラスメイトに生還を誓う

「僕の病気について話します。急性リンパ性白血病という病気になりました」

少年(中学2年生・14歳)は野球をやっていて、ピッチャーだ。

どこにでも居る元気に見える少年だが、数年前生死の境をさまよっていた。

左足に長い切り痕がある。「筋肉が腫れていて、骨の方まで悪いものがいっちゃっていて」
「99%骨肉腫って」

当時、小学校4年生だった少年を襲った病気は骨肉腫。左膝を5cmもの悪性腫瘍が蝕んでいた。
2004年12月 入院 そこから、長い闘病生活を余儀なくされた。
副作用で命を失うおそれがあるほどの強い抗がん剤治療を受ける毎日。
食べ物を見ることすら辛い時期もあった。 付きっきりで看病を続けていた両親も、懸命に闘病生活を続けるわが子の姿に胸を痛める日が続いた。

「お父さん、がんって死んじゃう病気なんでしょ?」って。それを訊いてきたので、何て言っていいかすごく迷いました。
母 「ちゃんと治療を頑張らないと死んじゃうこともあるよって」 
 「みんなで病気をやっつけようと、その時、話したんです」

しかし、発病から1年2ヵ月後、彼は生還を果たし、未来を自分の手に引き戻したのだ。

それを実現したのが、小児がんの分野でも目覚しく進化している最新治療だ。

日本大学医学部附属板橋病院  東京・板橋区 小児病棟

小児がん治療の最先端をいくこの病院では、多くの子供達ががんと闘っている。

小児がん 骨肉腫、脳腫瘍、白血病など15歳以下の子供がかかるがんの総称。

日本大学医学部附属板橋病院 整形外科  吉田行弘 医師

少年の主治医として左膝から腫瘍を摘出する手術を執刀した。
「足がなくなってしまうのと、足が残ってて自分の生活がある程度確立されていくというのは、子供達が多感な時期ですから、かなり違いが大きいと思います」

吉田医師は少年に対し人工関節置換術を選択した。ただ、がんを摘出するだけでは無く、子供達の命と未来。
そのいずれも救いたいからだ。
「人工関節に取り替えていくと、平地で歩くことに関しては普通の人と一緒の状態です。人工関節の発達などで、
QOL(生活の質)がかなりあがっているんじゃないでしょうか」

かって、骨肉腫の治療では命を優先するために、手足の切断という苦渋の決断をせざるを得ないケースが多かった。
しかし、少年は自分の足を失うことなく野球が出来るまでに回復した。今、進化した治療が子供達に未来を残す事を可能にしている。

(4歳男児) 右腕の骨肉腫治療をこの小児病棟で続けている。
 母 「本人もここにいなくちゃいけないとわかっているけど、まだ4歳だから走り回りたいとか、
 おうちに帰りたいとか、その葛藤が毎日」

男児は近く吉田医師による手術を受けることになっている。人工関節を用いず、右腕を温存する最新外科手術が行われる予定だ。

吉田行弘 医師 「脛骨(ひこつ)という骨を取ってきて、肩のとったところに植える。ひじから下は全部残るので、
普通の生活では支障はない」

現在 小児がん患者 約1万7,000人 (厚生労働省(2006年度))

■ 放 送 日   2009年2月22日(日)14:00~15:30
■ 放 送 地 域  全国テレビ朝日系列網(24局ネット)

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  • がん治療に光

    Excerpt: このニュースの内容の研究結果が実用化されれば従来の化学療法や放射線治療の負担を大幅に軽減できるということです。通常ではがん治療は、完治するかどうかの心配や、治療費などの金銭的な心配、家族やパートナーな.. Weblog: 健康情報ニュース紹介ブログ racked: 2009-03-19 22:09
  • 学校や病院について。「百聞は一見に如かず」 という諺がありますが!

    Excerpt: この諺は、写真やテレビ・映画の無かった時代に生まれたものですね。 現代は、聞くと見るとは、ほぼ同時に体験出来ますから、あまり当てはまらないように思います。  そこで、次の事を提案したいと思います。.. Weblog: 社会派・正論かもブログ racked: 2012-02-27 21:50