がん治療最前線 (その8)

 小児がん病棟の感動ドラマ!

(小学6年生・少年) 「足が腫れていて血液検査をしたら、すぐに大きな病院へ行って検査してくださいといわれてここにきた」
 検査の結果病名が判明した。急性リンパ性白血病。がん化した白血球が異常に増殖する病気だ。
悪化すると免疫力が低下し感染症によって命を失うおそれもある。
 「早く治したいし学校に行ったりもしたい」

入院以来ずっと少年は抗がん剤による治療を続けてきた。多いときは5種類の薬が投与されることもある。

日本大学医学部附属板橋病院 小児科  梁尚弘 医師

主治医 様々な抗がん剤の目覚しい進化によって、白血病からの生還率が格段に上がっていると話す。

「40年くらい前は白血病の治癒率は、子供の場合は5%なかったですから。それが今90%弱まできているのは、
薬の進化が一番大きいと思います」

小児がんと闘う子供達が歩む道は過酷。想像を絶する苦痛が待ち受けている。

少年はこれまでの治療効果を確かめる為にある検査を受けた。長さ6cm、太さ4mmの針を腰骨に刺し骨髄液を採取する。
鎮静剤をうっても少年の体に激痛が走る。 少年を励ましてくれるのはクラスメイト。手紙や千羽鶴などが部屋に飾ってある。

抗がん剤による白血病治療は、長く、辛く、険しい。副作用で顔が腫れ上がった事もあった。髪の毛が抜けてしまった事もあった。
だが、挫けそうになった時、クラスメイトの一人一人の言葉が大きな支えとなった。

治療法の進化と共に医師と小児がん患者の関係も大きく変わってきた。
「朝、ロイケリン飲むだろ。昼になったらエンドキサンいれるだろ。夜またキロサイトがいくだろ」 「大変だ」
「エンドキサンって1日だけ?」「エンドキサンは1日だけ」

少年は自分の治療に使われる薬の名前を理解している。かっては子供に対しがんの告知をすることはタブーとされていた。
この小児病棟の医師達は可能な限り子供達に病名や治療法について詳しく話しているという。

梁尚弘 医師 「昔は子供に自分の病気が白血病だと教えるのは、かわいそうだとか残酷だとか、そういう話があったんですけど、
 今はもう、そこをはっきり伝えて信頼関係を作って一緒に治療していく。
それが今、僕たちがやっていることだし、一番スムースだと思います」

ともにがんを克服するという強い意志と信頼関係。
医療のあるべき一つの姿がこの小児病棟にある。

8ヶ月にも及んだ過酷な抗がん剤治療の成果が実を結ぶ日が来た。

医師 「もう一目見てわかるけど、この中に白血病細胞が写ってない。それだけよく効いてるということなんです」

順調に回復を遂げた少年に、この日一泊二日の外泊許可がでた。彼が向かう場所は決まっていた。
少年は学校に居た。実に5ヶ月ぶりの登校だった。クラスメイト達は変わらぬ友情を持って彼を迎えた。

担任 「じゃあみんな豊人の話、聞きましょう」
少年 「僕の病気について話します。急性リンパ性白血病という病気になりました。最初聞いた時は、治らない病気かと思って、
 すごく怖かったけど、早く学校に行きたいから頑張って治療をしています。1日も早くみんなと普通に学校に通えるように、
僕も治療を頑張るので、みんなも勉強をがんばってください」

闘病を支えてくれるクラスメイトへの報告。それは必ずこの教室に戻ってくるという堅い決意だった。
少年の思いにクラスメイト達も答えた。
「退院できるように頑張って下さい」「治療つらいと思うけど、がんばってください」

一人一人の応援メッセージを綴った手作りのカード。 そして最後にクラスメイトから大きな贈り物があった。

(正論かも・・・ここで『ひろい世界へ』をクラスメイト達が歌いますが、此処とは関係無い所のものですが、YouTubeを挿入しました。)

 
「がんばれよー」 クラスメイト達の力強いエールを受けて少年は決意を新たにした。
 
「1日でも早く退院してあの教室に戻って一緒にみんなと卒業する」 

 がんからの生還・・・それは諦めないこと

  (これで放映は終了になります)

■ 放 送 日   2009年2月22日(日)14:00~15:30
■ 放 送 地 域  全国テレビ朝日系列網(24局ネット)

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