がん治療最前線 (その5)

 手術不可能 “肝臓破裂” 動脈塞栓術(そくせんじゅつ)で奇跡の生還

患者を蝕むがんは、既に手術も放射線治療も出来ない状態にまで進行していた。
しかし患者は生還を信じ一人の医師に運命を託した。

 ゲートタワーIGTクリニック  堀信一 院長
卓越した技術を持ち、がん最前線で闘うスペシャリスト。
「(昔は)がん細胞が1つでも残っていたら、医者の敗北と考えられていた。
でも今はそういう考えは遠い昔に私たちは捨て去っています。」
 堀医師が目指すのは、がんと“共存”すること。
 新しい時代のがん治療である。

患者(82歳) 救急車で運ばれた時、患者さんの命は一刻の猶予も許されなかった。
 肝臓が破裂し2リットルの出血をしていたが、腹膜で止まり一命を取りとめた。
破裂させたのは8cmの腫瘍。肝臓がん。

 命を託した選択。それが動脈塞栓術だった。

動脈塞栓術・・・がんにつながる異常血管を塞ぎ、腫瘍の成長を食い止める治療法。
 足の付け根から血管にカテーテルを挿入し、腫瘍に栄養を補給している血管を塞いで、
がんを壊死させる治療法。

去年11月、1回目の動脈塞栓術が行われた。がんを封じ込めることに成功したかに見えたが、
恐るべきがんの生命力。腫瘍が他の血管から栄養を得て成長していた。
再び、動脈塞栓術が行われた。カテーテルの操作は非常に難しい。血管を破ると大出血を起こしてしまう。

しかしスペシャリストの執念で腫瘍と繋がっている血管を探し当てた。

1時間後、カテーテルを挿入出来る経路にたどり着き、カテーテルの形状を変化させる事で挿入に成功した。
SAP(塞栓材)の挿入。SAPには抗がん剤を含ませる事も出来る。この場合、局所注入のため、
全身投与に比べて100分の1の量の抗がん剤で済む。その為、副作用によるダメージが非常に小さくなるのだ。

治療後、腫瘍の影が消えた。

堀信一 院長 「おそらく腫瘍は99%壊死に陥るから当分これで安心かな」

3週間後、患者の術後検査が行われた。腫瘍の9割が壊死していた。

堀信一 院長 「がんは局所さえコントロールすれば、がんで死なない方は結構いると、
この6年間の診療で経験しています」「がんと共存するがんを大きくしない、という方法の方が、
よほど現実的だと思う」

 がんの動脈塞栓術の適用例
肝臓がん 肺がん 縦隔腫瘍 乳がん 骨転移 頸部がん  
など

 動脈塞栓術の費用(ゲートタワーIGTクリニックの場合)
   約15万円から (保険適用 3割負担額 入院費込み)


■ 放 送 日   2009年2月22日(日)14:00~15:30
■ 放 送 地 域  全国テレビ朝日系列網(24局ネット)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック