政治とくらし  医療制度改革

1990年前後頃から、増え続ける医療費を抑制すべく、官僚主導の医療制度改革が押し進められてきました。

それらの発端となった事象の一つに、1983年に発表された『医療費亡国論』があります。

これは厚生省保険局長であった吉村仁氏(のちに厚生省事務次官)の書かれたものです。

2001年9月25日、厚生労働省より平成14年度医療制度改革の試案が公表されました。

2002年3月1日、医療制度改革関連法案(健康保険法等の一部を改正する法律案等)が閣議決定され、国会に提出されました。

  5月8日、衆院厚生労働委員会で審議開始されます。

  この前後の小泉純一郎政権・・・
第1次小泉内閣:2001年(平成13年)4月26日 - 2002年(平成14年)9月30日
第1次小泉内閣第1次改造内閣:2002年(平成14年)9月30日 - 2003年(平成15年)9月22日
第1次小泉内閣第2次改造内閣:2003年(平成15年)9月22日 - 2003年(平成15年)11月19日

  第2次小泉内閣:2003年(平成15年)11月19日 - 2004年(平成16年)9月27日
  第2次小泉改造内閣:2004年(平成16年)9月27日 - 2005年(平成17年)9月21日

   第3次小泉内閣:2005年(平成17年)9月21日 - 2005年(平成17年)10月31日
   第3次小泉改造内閣:2005年(平成17年)10月31日 - 2006年(平成18年)9月26日

医療制度改革だけではなくて、聖域なき構造改革ということで、郵政民営化 、指定管理者制度改革、労働者派遣法の規制緩和 等の改革が行われました。

基本的な発想としては、新自由主義経済派の小さな政府論よりきたものと思われます。

これらの思想は歴史を振り返ると、イギリスのアダム・スミスに行き当たります。

 アダム・スミスは国富論が有名ですが、アダム・スミスの主張したものの一つに、夜警国家論(自由主義国家論)があります。

人間の本性を利己的なものとして、自己利益追求が市場における競争を促進し、社会全体に利益をもたらす。
と説いています。

要するに経済における、自由放任主義、新自由主義へと繋がる思想ですね。

 (アダム・スミスは道徳哲学の教授として「道徳感情論」を著しています。
「道徳感情論」のなかで、彼は、どの様な人々も、自分自身に対して、客観的第三者の観察が可能で、共感や同感の共有により、社会の道徳的な秩序も維持されると説いていますから、夜警国家論だけではアダム・スミスは語れないと思います。)

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